常楽寺
■住所:埼玉県秩父市熊木町
43-28
■駐車場:あり
■電話:0494-26-6051
【御朱印受付 基本情報】
■受付時間:8:00~17:00
※11月~2月は16:00まで
※12:00~12:30は昼休憩
■定休日:なし
■御朱印料:500円
※2巡目以降は200円
文暦元年(1234)に秩父札所が創設された際、本尊として十一面観世音菩薩を祀った小さな祠が始まりとされる。明治時代初期までは秩父地域で唯一の天台宗の寺院として繁栄。明治11年(1878)の秩父大火のときにすべての伽藍が焼失。古い資料もほとんど失われて廃寺となるものの、地元である熊木町会の人々の尽力によって札所として守られる。その後、昭和54年(1979)に宗教法人常楽寺が設立されたのを機に曹洞宗に属するようになった。そのため、天台宗中興の祖として知られる元三大師が祀られており、曹洞宗に所属する現在でも正月3日の縁日はダルマを求める人々で賑わう。
Kとの秩父札所巡りで3番目に訪れたお寺。
秩父市街の東側に位置し、国道299号と埼玉県道11号 熊谷小川秩父線がぶつかるあたりにある。
西武鉄道・西武秩父線の西武秩父駅や秩父鉄道・秩父本線の御花畑駅からは歩いて15分ほどだ。
「常楽寺」を訪れて、まず最初に目に飛び込んでくるのが「みんながはっぴーに!」と書かれた黄色い横断幕。
これは日常生活に生かすことができる仏教を人々に伝えたいと考えたご住職が、実際にどうやって伝えようか頭を悩ませた末に思い浮かんだ言葉なのだとか。
堂々と掲げられる横断幕に思わず笑みがこぼれてしまった。
丘の上にある「常楽寺」までは駐車場からちょっとした坂を上る。
さほど広くない境内には、本堂に向かって右側に納経所が。
こちらの納経所はワタシとしては懐かしさを感じる昭和チックな木造の平屋。ガラスのはまった引き戸を見たのなんて、いったい何年ぶりだろうか(写真は撮り忘れた…)。
そこにカプセルトイの販売機が置かれている風景はまるで駄菓子屋のようで、ちょっとワクワクしてしまった。
「常楽寺」は山々の向こうに夕陽が沈む光景を眺められるのも魅力のひとつとのこと。
境内からは両神山の稜線に沈む夕陽を望め、運がいいと龍の形をした龍雲も現れることがあるのだとか。
ワタシたちが訪れた日は晴れていた。しかし、時季は間もなく夏至を迎えようとしている6月で、時間はまだ16時前…。さすがに夕陽を眺めることはできなかった。
御朱印はご住職と思しき方からいただく。
御朱印帳の他のページをぱらぱらとめくり、「まだまだこれからだねぇ」と少々からかい気味に話しかけられたので、「今日から始めましたので!」と素直に答えてしまった。
それにしても、秩父札所の方々はみなさん気さくだ。
札所巡りはしかつめらしい顔をしていないといけないのかな…なんてちょっと構えていたが、決してそんなことはなかった。
どれくらいかかるかわからないが、俄然やる気が出てきましたよ!
(おまけ)
秩父へ向かう途中、「道の駅 果樹公園あしがくぼ」で見かけたツバメの巣。もうすぐ夏だなぁと感じさせてくれます。
(お出かけ日:2024年6月16日)
※施設情報は2024年10月時点のものです。