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ちょっと寄り道インパーソン

サイン収集
サインに応じるバートロ・コローン
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実際にサイン収集(インパーソン)活動をするとき、もしかしたら役立つかも…。
今回はワタシの体験談を交えた、そんなお話。

やっぱり母国語で話しかけられるとうれしい?

2002年11月9日。
このとき日米野球が行われており、それに伴って来日選手のサイン会がお台場で開催された。
日記によると、ワタシは朝まで仕事をしたあと、始発で6:30にお台場へ向かい、友人のEKと合流したそうだ。約20年前のワタシは元気いっぱいだなぁ。

日記に詳しいことが書いていないので曖昧な記憶に頼るしかないが、サイン会には4選手が参加。
モントリオール・エクスポズのバートロ・コローンははっきりと記憶している。他の2人はフィラデルフィア・フィリーズのランディ・ウルフとパット・バールだったとうっすら覚えていて、残る1人は今回調べたところによるとボルティモア・オリオールズのロドリゴ・ロペスだったようだ。

サイン会の前にちょっとしたトークショーがあったのだが、このときにハプニングが発生。
ドミニカ共和国出身のコローンはスペイン語しか話せなかったようなのだが、スタッフがスペイン語の通訳を準備していなかったのだ。そのため、英語とスペイン語のわかるロペスがコローンと通訳の間に入ってトークを進めていたと思う。
ワタシとEKは「本当にありがとう」はスペイン語で「ムーチャス グラシアス」だとあらかじめ調べたうえでサイン会に参加していた。それもあってか、コローンに対してちょっと失礼な出来事にワタシたちは悲しくなってしまった。

その後、サイン会に突入するのだけれども、ここでワタシたちの前に思いもよらない難関が!

いただけるサインは1人1つで、サイン会の参加者は4人の選手にランダムで振り分けられるというのだ。一方、ワタシたちの希望はコローン1本。
ただ、運よくワタシとEKは1/4の確率を突破して、コローンからサインをいただけることになった。

コローンにサインをいただいたあと、ワタシはコローンに「ムーチャス グラシアス!」とお礼を言った。すると、コローンが何やら話しかけてくるではありませんか! それこそふた言三言だったが、ワタシは意味がまったくわからず、あいまいな笑みを返すことしかできなかった。
ワタシの次にサインをいただいていたEKも同じだったようで、スペイン語でお礼を言うとやはりスペイン語らしき言葉で話しかけられたという。

帰り道、ワタシとEKは「コローンはスペイン語で話しかけられたのがうれしかったのかな」と話し合った。
まあ、この経験を生かす機会なんてなさそうだったが…。

「ムーチャス グラシアス」の効果は絶大!?

それから約8か月後の2003年7月27日。
この日は群馬遺跡巡りへ一緒に行ったIくんとともに、福島県郡山市で行われるみちのくプロレスのビッグパレットふくしま大会へ。
みちのくプロレスでは4年に1回の「第3回ふく面ワールド・リーグ戦」を開催しており、この大会にはサマー・サンタ、スーパー・モアイ、ジャワ原人といった怪しくも愛すべきマスクマンが多数参戦。その中にルチャリブレ(メキシコのプロレス)の強豪アトランティスも加わっていた。

日記によると、この日のベストバウトはセミファイナルのアトランティスVS.ジャワ原人。
試合のテンポが非常によく、アトランティスの空中殺法がとにかく華麗。いかがわしさプンプンのジャワ原人も動きが意外とよかった。

全試合終了後、会場の隅っこでアトランティスの即席サイン会がスタート。マジックペンを持参していたワタシはIくんとともに列に並ぶ。
順番が回ってきて先にワタシがサインをいただいたとき、「ムーチャス グラシアス!」とアトランティスにお礼を言うと、アトランティスはすっと手を差し出してくれた。
ワタシより先にサインをいただいていたファンにはそんなことをしていなかったはずなので、さすがにワタシは驚いた。それでもとっさにワタシも手を出してアトランティスと握手。
2003年の時点でアトランティスはキャリア20年。長きにわたりメキシコのプロレス団体CMLLのスターとして君臨し、ずっと受け身を取りつづけてきたアトランティスの手はとても分厚かった。

続いてIくんもアトランティスからサインをいただくものの、2人になったときに「アトランティスに何かごにょごにょ言ってたけど、あれは何?」と尋ねてきた。
あれは「本当にありがとう」という意味だと説明すると、Iくんはアトランティスと握手したかったのだと言う。ただ、なんとお願いしたらいいのかわからない。そんなときにワタシのごにょごにょが聞こえてきて握手をしてもらっている。ごにょごにょがなんなのか聞く間もなく、やがて自分の順番が回ってきてしまい…とのことだった。Iくんには「そういう大切なことは先に教えてよ!」と言われてしまった。そうは言われても、ねぇ。

これ以降、ワタシはサインをいただく相手の出身地の母国語を調べ、「ありがとう」はその母国語で言うようになった。
やっぱり「ありがとう」って大事ってことですな(できれば母国語で)!!

(お出かけ日:2002年11月9日/2003年7月27日)
※敬称略させていただきます。

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