PR

「小伝馬町牢屋敷展示館」日本穴場めぐり(東京都)~かつての牢屋敷を訪ねて~

ぶらりお出かけスポット

今回は珍しく好奇心のままの行動ではなく、仕事の勉強を兼ねてスポット訪問!
しかし、思わぬ展開に愕然としてしまい…!?

小伝馬町牢屋敷展示館
■住所:東京都中央区日本橋
 小伝馬町5-19
 十思スクエア別館内
■開館時間:9:00~20:00
■開館日:年末年始などを
 除く毎日
■入館料:無料
■駐車場:なし
■電話:03-3546-5346
 中央区区民部文化・生涯学習課内
 月~金曜日(祝日・年末年始
 などを除く)9:00~17:00

江戸時代に未決囚を収容した牢屋敷の跡地にある施設。牢屋敷では囚人の収監のほかに老中の許可を得たうえでの拷問も行われ、刑罰の執行もあった。当時、牢屋敷は町奉行に所属し、牢屋奉行(囚獄)の石出帯刀が管理。石出帯刀は職とともにその名も世襲制だった。

仕事で校正した時代小説に牢屋敷が登場し、その間取りを調べた際に手元にある資料では足りないことを痛感。同時に「小伝馬町牢屋敷展示館」の存在を知り、「ここならば何かしら資料が売られているかも…」と思ってKと行ってみることに。

某マップアプリの某先生を頼りに施設を探すものの、なかなか「小伝馬町牢屋敷展示館」が見つからない。それもそのはず、「小伝馬町牢屋敷展示館」は公共複合施設「十思スクエア別館」の一隅に、主に牢屋敷のジオラマと数枚の案内板があるのみ。一方のワタシは「小伝馬町牢屋敷展示館」という名称に惑わされ、民俗資料館みたいな建物を探していたからだ。
おかげでやっと「小伝馬町牢屋敷展示館」を見つけたときは、ちょっと愕然としてしまった。

せめて写真だけでも撮影しておこうと思ったものの、あとで見るとどれもボケボケ…。
勝手に期待しすぎていたワタシはけっこうなショックだったのだろうと思う。

建物の奥には上水井戸と上水木樋が保存されている。
建物の外には牢屋敷の石垣も置かれている。

「ここに行けば役立つ資料が手に入るはずだ!」と勝手に期待をふくらませるだけでなく、某先生のクチコミを見るなりしてしっかりと下調べしなかったワタシが悪い。
ただ、せめて「展示『室』」という名称にしておいてほしかったとは思う…。

建物の東側には「十思公園」があり、ここには牢屋敷関連の石碑が数多く立っている。
中には幕末の志士に大きな影響を与えた吉田松陰の石碑も。ワタシは吉田松陰が好きで、いろいろと本を読んだ。吉田松陰より年を取ってしまったことに気づいたときはけっこうショックだった…。

公園にある忠魂碑。
吉田松陰にまつわる石碑。
吉田松陰の辞世の句。

しょぼーんとしたままのワタシは、せっかくなので「十思スクエア別館」と道を挟んで反対側にある「大安楽寺」へ。

大安楽寺
■住所:東京都中央区日本橋
 小伝馬町3-5

明治時代に入ってから牢屋敷の機能は市谷監獄に移ったものの、跡地には誰も住み着かなかった。そのため、大倉喜八郎と安田善次郎が土地を寄進。明治8年(1875)に寺が建立され、両者の名から1文字ずつ取って「大安楽寺」と名づけられたという。また、高野山から弘法大師の像を遷座したことにちなみ、山号は新高野山となっている。

境内には立派な延命地蔵が。
刑場跡だということを示す石碑。

勢いに任せていろいろ行ってみるのもいいが、たまにはこんなこともある。
みんな、出かけるときの情報収集はしっかりしたほうがいいときもあるよ!!(引きつった笑顔で)

(お出かけ日:2023年1月5日)
※施設情報は2024年11月時点のものです。

タイトルとURLをコピーしました