その地域についてなんとなく知っているから、という理由で何も調べずに散歩へ出て…。
今回はそんなのんきな旅の途中で見つけたお寺をピックアップ!
途中でちょっと不思議な神社を発見
この日はふと思い立ち、山梨県の塩山へ散歩に行くことに。
JR中央本線・塩山駅からバスで大菩薩峠の登山口まで向かい、そこから歩いて塩山駅まで戻る。特に目的地はなく、大菩薩峠の登山口周辺は何度か訪れていたので事前の情報収集もなし。当時はそんな気ままな散歩をたまにしていた。
ちなみに大菩薩峠登山口の近くには武田家とゆかりがあり、個人的に好きな「雲峰寺」がある。
途中、国道411号を逸れて脇の細い道に入ったところで「峠の湧水(大菩薩峠の湧水)」をたまたま発見。
当日はけっこう暑く、周囲に自販機が少なかったので、こちらの水をいただいた。
また、「峠の湧水」から西に向かって歩いている途中で「天祖神社」という小さな神社を発見。
境内には誰もいなかったが、案内板に「超能力者」という文字があり、入るのが少々ためらわれたため、参拝せずにスルー。
礼儀をわきまえていればもちろん大丈夫だろうが、境内に入ったら車を停めていた方に怒られそうな気がなぜかしたもので…。ワタシ、意外と気が小さいんですよ。
上条宗集落を見守りつづける「福蔵院」
その後、国道411号の北側に山に挟まれて谷間になっている地域を見つけ、のどかな景色に惹かれて気の向くままそちらのほうへ。
【福蔵院】基本情報
小さいながらもきれいな境内からは、地域の人々に親しまれている様子がうかがえる。
都会の喧騒とは無縁の静かな雰囲気もよかった。
散歩をしているときにこういうお寺を見つけると、なぜだかホッとしてしまう。
「福蔵院」がある上条集落はかつて養蚕が盛んで、2階で養蚕作業をするうえで採光と通風を目的とした「突き上げ式屋根」を持つ家が多いのだとか。そういった屋根の家屋は福助のように見えるので、親しみを込めて「ふくすけ型民家」と呼ばれているという。
このときの散歩では重要伝統的建造物群保存地区に選定された上条集落の中心まで行かなかったので、機会があれば行ってみたいな、と思っている。
(お出かけ日:2019年8月31日)
※施設情報は2024年11月時点のものです。