【語歌堂】基本情報
Kとの秩父札所巡りで12番目に訪れたお寺。
埼玉県道11号 熊谷小川秩父線が横瀬川と交差する東側から、東の山のほうに向かって住宅街を抜けた再起に「語歌堂」がある。
民家や田畑の中にぽつんとあるお堂
「語歌堂」の周囲には民家が点在するほか、境内の前には田畑が広がっている。そのうえ、境内は壁や柵で仕切られていないので、広々とした土地にお堂と仁王門がポツンとあるような印象だ。
一方、車に乗っていたワタシは道路を走っているときに仁王門がいきなり現れた感じがして、「語歌堂」の前を通り過ぎてしまった。この2日間は山の中にある札所ばかりめぐっていたこともあり、「札所=山中」というイメージを持っていたからかもしれない。
こちらのお寺は無住であり、周りには他の参拝者が2人いただけだったので、ワタシたちが訪れたときは昼間でもひっそりとしていた。
そういった雰囲気だったからこそなのか、朱塗りの「語歌堂」と仁王門は別世界を漂っているような不思議な感覚を覚えた。
ちなみに「語歌堂」には、行方不明になった娘を探して信濃の国から訪れた老女が語歌堂の境内で疲れ果てていたとき、語歌堂の准胝観音に抱かれた娘を発見。語歌堂へのお参りを欠かさなかったことから「子返し観音」とも呼ばれているのだとか。
納経所【長興寺】基本情報
「語歌堂」でお参りしたあとは納経所のある「長興寺」へ。
歩いて200mほどだが周りに建物が少ないので、「語歌堂」の前からでも見えるほどだ。
渓苔山 長興寺(納経所)
■住所:埼玉県秩父郡横瀬町横瀬
6086
■駐車場:あり
■電話:0494-23-4701
【御朱印受付 基本情報】
■受付時間:8:00~17:00
※11月~2月は16:00まで
※12:00~12:30は昼休憩
■定休日:なし
■御朱印料:500円
※2巡目以降は200円

山裾にある「長興寺」は背後に木々が生い茂っていることもあってか、「語歌堂」とはまた違った趣きのあるお寺だった。創建は室町時代とのことなので、長い年月を経てこの地にしっかりと根を張っているからなのかもしれない。
ワタシたちが訪れたとき、本来の納経所は修理中だったようで、別の建物で御朱印をいただいた。
「語歌堂」もそうだったが、「長興寺」も境内は手入れが行き届いていた。お寺の方々の心遣いが積み重なっているおかげで、今もワタシたちは札所巡りができているんだなぁ、とふと思った。感謝しながら札所巡りをしないと。
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(お出かけ日:2024年11月11日)
※施設情報は2024年11月時点のものです。