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旅籠で露天風呂の贅沢を in 埼玉④「秩父 旅籠一番 ~酒と料理を愉しむ古民家旅館~」~素朴で実は豪華な食事に舌鼓~

旅行記
秩父 旅籠一番 ~酒と料理を愉しむ古民家旅館~の夕食(一部)

旅籠で露天風呂の贅沢を in 埼玉③「秩父のおひまち料理 観音茶屋」~名物は古式の手打ちそばと鬼ころり!~」からのつづき

「観音茶屋」で昼食を終えたのは14時半過ぎ。
今晩のお宿である「秩父 旅籠一番 ~酒と料理を愉しむ古民家旅館~」(以下、「旅籠一番」)へは15時チェックインと伝えてあったため、これ以上の秩父札所巡りは断念してお宿へ向かう。

設備の充実ぶりに驚かされた「旅籠一番」

「観音茶屋」から「旅籠一番」は車で30分ほど。
四萬部寺」を参拝したときに「いつかここに泊まりたいねぇ」なんてKと話していたが、まさか1か月後に本当に泊まることになろうとは…。
ちなみにKは「旅籠一番」についていろいろと予習をしていたようで、「チェックインは本館そばの離れでするんだよ」と教えてくれた。ウソだろうなんて思ったら本当だった。そういうことはどこで調べてくるんだろうと、たまに思ってしまう。

本館入り口の前から「四萬部寺」の山門が見える。まさに門前宿。

秩父 旅籠一番
~酒と料理を愉しむ
 古民家旅館~
■住所:埼玉県秩父市栃谷644-1
■宿泊費:
 1泊2食つき14,000円~
 ※税込価格 ※宿のサイト調べ
■部屋数:和室8室/洋室1室
■温泉:なし
■駐車場:あり
■電話:0494-22-4414

フロントの離れ。
本館の玄関。
本館1階の廊下。
ダイニングの千本格子戸。

今回、ワタシたちが泊まるのは露天風呂がついている18畳の和室「山法師」。2人で使うには贅沢すぎるぐらいの広さだ。
旅先で映画を観る機会の多いワタシたちにとって、DVDプレイヤーが設置されているのもうれしいポイント。さらに、注目はキャビネットの中!
さっそくワタシたちは中のグラスを使って一杯飲みながら、大相撲九州場所の初日を観戦するのであった。

さまざまなお酒に対応できるよう、グラスも豊富に用意されている。ここまでの充実ぶりは初めてだった。

そして、もちろん忘れていけないのは露天風呂。
周囲に住宅があるために景色が楽しめないのは残念だが、贅沢気分がたっぷり味わえる。
ちなみに、お湯はさほど熱くない。真冬だとちょっとぬるく感じるかもしれない。

秩父ならではの食材が並ぶ夕食はボリューム満点!

相撲観戦後は18時からお楽しみの夕食ですよ!
わくわくしながらダイニングに向かうと、ワタシたちのテーブルにちょこちょこっと料理が並んでいる。「あれっ!?」っと思ったが、こちらは前菜。「旅籠一番」の夕食はそもそも会席料理であり、旅館では最初から料理がずらっと並んでいるものと思い込んでいるワタシならではの勘違いというわけで…。
気を取り直してお宿の方に「地酒三種お試しセット」を注文。個人的な好みでオススメの甘口で揃えていただく。

こちらが「地酒三種お試しセット」(税込1,320円)。各銘柄は…忘れました!
季節の煮物を中心とした前菜。
チキンハーブステーキ。
ヤマブシタケの揚げ物。
栗おこわ。
味噌けんちん汁。
デザート。

前菜はお新香や湯葉の刺身、かぼちゃやじゃがいもなどの季節野菜の煮物。地元の野菜を使っているとのことで、どれも新鮮! ワタシはほんのりとした甘みのあるじゃがいもの煮物が好きだった。

口当たりのまろやかな地酒をちびちびやりながら前菜をゆっくり食べていると、続けてチキンハーブステーキ、ヤマブシタケの揚げ物が並ぶ。ヤマブシタケというキノコは初めて聞いたが、中国では四大珍味のひとつに加えられ、日本でも「幻のキノコ」とされているとか。口の中に入れてみると…これがなんともジューシー。肉厚だが薄味で、風味を楽しめる料理だった。

実はここでけっこう満腹感を覚えていたのだけれども、続けて栗おこわと野菜たっぷりの味噌けんちん汁(だと思う)が。どの料理も素朴な雰囲気で、それぞれ味が主張しすぎていないため、お腹にすっと入っていく感じなのだが、デザートも食べ終えた段階でさすがにお腹いっぱいだった。

朝食は昔ながらの懐かしい味が…

食後はちょっと休んだあと、本館とは道を挟んで向かい側にある別館の浴場へ。お宿の方から聞いたところによると、こちらの浴場は誰も入っていなければ貸し切りにしても大丈夫とのことだ。

小道の先に別館がある。
別館の玄関。
別館浴場の内風呂。
内風呂の隣に露天風呂もあり。
日暮れどきの「旅籠一番」。
夜の「旅籠一番」。
山門から見た夜の「四萬部寺」。

夜は持参した映画「ディア・ハンター」のDVDを観て、しっかりと夜ふかし。それでも翌朝は7時くらいに起床する。

朝食はあっさりと食べやすく、どこか懐かしい味が。…そうそう、ばあちゃんが作ってくれた料理がこんな味わいだった。特に煮物は昔を思い出しながらいただいた。

「旅籠一番」は秩父市街から離れているため、のんびりとした静かな時間を堪能できる。さらに、地元の食材を使った料理はどれもおいしいのも魅力だ。
これまでは泊まりで行くことは考えていなかったが、たまには秩父で泊まってみるのもいいなぁ…なんて思えるお宿だった。

旅籠で露天風呂の贅沢を in 埼玉⑤「秩父札所巡り」~参拝時のこぼれ話をぽろぽろと~」へつづく

(お出かけ日:2024年11月10日~11月11日)
※施設情報は2024年12月時点のものです。

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