11月11日。この日はひとつでも多く秩父札所を回ることに。
ただ、好奇心旺盛なワタシたちが次から次へと回れるはずもなくて…。
ガイドつきで「金昌寺」を散策
10時に「旅籠一番」をチェックアウトしたワタシたちは、その足ですぐそばの「四萬部寺」へ。この日は観音堂で法事が執り行われていたため、ちょっと離れたところからお参りをして境内を散策。
今回の旅は「紅葉」もキーワードのひとつだったが、11月上旬では境内のもみじはこれから色づいていくといったところ。それでもKはこだわりがあるのか、気になるところを見つけてはスマホのカメラを向けていた。以下の写真はKが撮影したものだ。
続く4番札所「金昌寺」では思わぬ助っ人が登場し、参拝がより楽しいものになった。
ワタシたちが参拝をすませて御朱印をいただき、改めて境内を散策しようとしていたときだ。
まずは仁王門から…と思って移動し、ワタシが写真を撮っていたとき、あるおじさんに「案内しましょうか」と話しかけられる。
おじさんはカメラマンで、普段は秩父札所の写真を撮影しているのだとか。せっかくなのでおじさんに案内していただきながら、改めて「金昌寺」の境内を回ることに。予習はほぼなしのワタシとKはおじさんの話についていけるのかしら…。
ワタシたちは観音堂の前でもおじさんの説明をたっぷりと聞かせていただいた。難しい単語を使わず、ときおり軽妙なトークを交ぜてくるおじさんの解説に、ワタシたちは夢中になってしまった。
ただし、おじさんはこれから「四萬部寺」で用事があるとのことで、残念ながら観音堂の前でタイムアップ。いろいろ教えていただいて、ありがとうございました! またいつか、どこかの札所でお会いすることがあったら、よろしくお願いいたします!
ちなみにKには「キラキラした目をしていろいろ見てるから、こういうときに声をかけられやすいよね(あんた、子どものようにキラキラした目でキョロキョロしてるから獲物にされやすいのよ)」と言われてしまった(カッコ内はKの心の声)。ワタシってそんなオーラを出しているのかしら…。
間男撃退に意地悪ばあさんが出陣!?
その後は5番札所「語歌堂」、10番札所「大慈寺」と回り、「大慈寺」ではこのブログの告知をしているワタシのX(旧Twitter)に「いいね」をいただいたお礼をお寺の方に伝える。
こんな弱小ブログの記事に目を留めていただけたのはやっぱりうれしかったのでね!
そして9番札所「明智寺」である。
こちらの扁額は「盲目の母親と暮らしていた親孝行の少年が観音のお告げを受け、小堂で観音経の二句を一生懸命唱えたところ、翌朝には母親の目が見えるようになった」という言い伝えに基づいたものになっている。
にもかかわらず、扁額を見たKの印象は「娘のところに来た間男を棒でつついて追い出そうとしている意地悪ばあさん」とか…。
今回掲載している星先生のイラストは扁額の絵柄をかなり忠実に再現している。これがにっくき間男を追い出さんとしている意地悪ばあさんに見えるかどうか。それはみなさんに委ねるということで、今回の旅行記を〆ることにいたしましょう。ちなみに、ワタシはそう見えるようになってしまいましたよ…。
「旅籠で露天風呂の贅沢を in 埼玉」おしまい
「旅籠で露天風呂の贅沢を in 埼玉」一覧
①【滝川渓谷】秩父でも有数の紅葉スポット
②【滝沢ダム】県内最大級のダムでダムカードを…!?
③【秩父のおひまち料理 観音茶屋】名物は古式の手打ちそばと鬼ころり!
④【秩父 旅籠一番 ~酒と料理を愉しむ古民家旅館~】素朴で実は豪華な食事に舌鼓
⑤【秩父札所巡り】参拝時のこぼれ話をぽろぽろと
(お出かけ日:2024年11月10日~11月11日)
※施設情報は2024年12月時点のものです。