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年末は秩父の古民家で in 埼玉⑤【秩父札所巡り】地獄の沙汰も御手判次第!?

旅行記
久昌寺でひと休み

30日は恒例の秩父札所巡りへ。
この日は29番札所「長泉院」、25番札所「久昌寺」、24番札所「法泉寺」と秩父南西部のお寺に向かい、さらに「民宿すぎの子」のご主人おすすめの16番札所「西光寺」を参拝。そのあとで時間があったら他のお寺に行こうという大まかな計画を立てたものの…。

御手判は将来の保険のため!?

まず訪れたのが29番札所「長泉院」。庭園を前に、季節がよければ咲き誇る花々を眺められたんだろうなぁと思うばかりだった。

ちなみに、「民宿すぎの子」でいただいた秩父荒川地区の観光マップには「荒川の花と旬のこよみ」が掲載されていた。ただし、12月の部分に書かれていたのは柚子と干し柿のみ…。どちらも花ではないし、12月は花に期待してはダメよ、ということのようだ。

「長泉院」の境内。花が…。

続いては25番札所「久昌寺」にて御朱印と御手判をいただいたときのこと。

「久昌寺」の境内。日差しが温かい。

こちらでは、北欧出身の名優マッツ・ミケルセンに似ていることから、ワタシたちが「秩父のマッツ」と名づけたお寺の方から御手判について説明していただく。
このとき、Kはさほど興味がなかった様子だったが、物腰のソフトなマッツさんが「まあ簡単に言うと、これがあれば地獄で閻魔様がお目こぼしをしてくれるんですよ」と非常に簡潔な解釈を加えた途端、Kが敏感に反応。Kも御手判をいただいていた。

お寺から駐車場へ向かう途中、「大丈夫だと思うんだけど…閻魔様に咎められるようなこと、してないよね」とKに尋ねられ、ワタシはもちろん否定。御手判はあくまで念のため、ですよ。

「久昌寺」の境内ではトレッキングをしていると思しき外国人女性を見かけて挨拶する。もしかしたら、秩父で外国人を見かけたのは初めてかもしれない。秩父は都心からも近くて来やすいし、見どころもたくさんある。もっと外国人観光客に来てほしいな、といつも思っている。

5900ℓのお酒を飲むのに何年かかる?

24番札所「法泉寺」では何事もなく御朱印をいただいたのだが、「久昌寺」で「エンジョイ散華」をいただき忘れたことにこのタイミングで気づく。

エンジョイ散華とは、2024年5月から各札所で配布されている、それぞれのお寺の特徴をポップに描いた散華のことだ。
仕方ないと諦めるか迷ったが、Kにエンジョイ散華のことを話して結局は「久昌寺」まで戻ることに。車を運転してくれるKには申し訳ないことをしてしまった。
「久昌寺」ではマッツさんに事情を話したところ、快く散華をいただくことができてひと安心。

「法泉寺」の観音堂。
「西光寺」の酒樽大黒天。

その後、16番札所「西光寺」に到着したのは13時前。
昼食を摂り損ねる可能性があったにもかかわらず、ワタシたちはたっぷりと境内を散策してしまう。見どころの多彩さは「民宿すぎの子」のご主人が話していたとおりだった。

こちらのお寺には、1日3合30年分のお酒が入る三十石樽を使った酒樽大黒天がけっこうな存在感を放っている。

ここでKは三十石樽のお酒を飲み切るのに30年かかるのか悩んでいた。1日3合30年分=32850合=約5926ℓ。おいおい、どれだけ飲む気でいるんだか…。

おすすめの3色そばを味わう

そして「西光寺」の散策が終わったのは14時近く。昨日に引きつづいて昼食難民になりかかる。
このピンチを救ってくれたのが「民宿すぎの子」で入手した秩父荒川地区の観光マップだ。
こちらのマップで営業時間を確認したうえで、マップアプリの某先生でお店までの距離をチェック。結果、導き出された答えは…「手打そば 水沢」だ!

【手打そば 水沢】基本情報

手打そば 水沢
■住所:埼玉県秩父市荒川小野原
 416-1

■営業時間:11:00~19:00
■休業日:水曜日
■駐車場:あり
■電話:0494-54-0801

お店は埼玉県道72号 秩父荒川線沿いにあり、大きな看板も立っているのでわかりやすい。
しかし、お店に着いてみると、ワタシたちの前に他のお客さんが2組並んでいる。とはいえ、これ以上お店を探し回っても時間的に見つけるのは難しいので、ウェイティングリストに名前を記入。
しばらく待っていると、暖簾を片づけに来た店主と思しき男性から「そばがもう売り切れで…」というショッキングな言葉が!? それでも店主さんから声をかけられるよりも前に、ウェイティングリストに名前を記しておいたのが功を奏したようだ。再びしばらく待ったのち、ワタシたちは無事席へ着くことができた。とりあえずテーブルに着けてよかった…。

こちらのお店のおそばは昔ながらの石臼挽きで、香り高くて人気があるのだとか。また、そば団子やそば稲荷、そば会席や創作料理もある。
中でも「手打そば 水沢」は「熊倉」「三峰」の2つのメニューがおすすめという。「熊倉」はなめこおろし、山菜、とろろの3種のおそばに、野菜天ぷらかきのこご飯(小)がついて1,800円(税込)。一方、せいろに天ぷらや小鉢、煮物やデザートまでついた「三峰」は2,400円(税込)だ。ワタシたちはけっこう迷ったが、結局は2人とも「熊倉」を選択する。

「手打そば 水沢」のおそばはちょっと硬めで弾力がある。ざらつきがあるのも特徴で、なかなかおいしい。ワタシとしては食感が異なるとろろとの組み合わせが好みだった。

店頭の太鼓暖簾。
お店の前からの景色。
こちらが「熊倉」。3種類のおそばを楽しめる。

ただ、この日は昼間もけっこう寒く、冷たいおそばをお願いしたのは選択ミスだったような…。温かそうな肉ごぼう汁うどん・そば(税込1,400円)にしておけばよかったかもしれない。

昼食後は日が落ちてきたこともあって札所巡りはせず、そのまま帰宅。
今回の秩父旅行ではお寺を回る際、どのポイントをチェックしておくといいか学べたことが大きい。もちろん、「民宿すぎの子」に泊まれたことも!
次は蠟梅の時季に秩父を訪れる予定だ。このときもしっかり秩父を楽しみますよ!!

年末は秩父の古民家で in 埼玉」おしまい

「年末は秩父の古民家で in 埼玉」一覧

①【手打そば 田中屋】舞茸の天ぷらを堪能!
②【秩父錦 酒づくりの森】酒造資料館で日本酒の魅力を再確認!
③【秩父珍石館】某テレビ番組の人面石くんがここに!
④【民宿すぎの子】激安価格でお鍋が味わえる!
⑤【秩父札所巡り】地獄の沙汰も御手判次第!?

(お出かけ日:2024年12月29日~12月30日)
※施設情報は2025年1月時点のものです。

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