実はワタシは社員旅行で1回だけ函館に行ったことがある。
ただし、このときは市街地からかなり離れたところにお宿を取り、夕方に町中の「開陽亭」(現在は休業)で会社の同僚とお酒を飲んだぐらい。翌日には朝から鹿部に行ってしまったため、函館の町を楽しんでいないも同然だった。
そんなワタシにKが「函館に行きたい!」と提案してきたのが2022年のことだった。
いきなり海の幸を堪能する!
2022年8月20日。
3時に起きたワタシは4時過ぎに家を出て、5時にはKと合流。6時30分くらいには羽田空港に到着する。
Kが保安検査場で不安そうにしていたため、何回か渡米経験のあるワタシがいろいろと説明し、その不安を解消しようと奮闘。
しかし、金属探知機で引っかかってアタフタしていたのはワタシだったりして…。なんともカッコ悪い話だ。
函館には予定どおり9時に到着。ただ、天気はあいにくの雨。
ワタシたちは雨に濡れながら、函館滞在中にお世話になるホテルに向かい、荷物を預かってもらったうえで改めて函館の町へ散策に出る。
最初に向かったのはJR函館本線・函館駅のそばにある「函館朝市」。まずはこちらで朝食兼昼食を摂り、腹ごしらえをしようというわけだ。
しかし、好奇心旺盛なワタシたちがまっすぐ「函館朝市」まで行くわけもなかった。
ホテルの目の前に海があったので、まずは砂浜へ。
海鳥がすぐそばにいるのを見ると、「ああ、港町に来たなぁ」という感慨が湧いてくる。けっこうお腹がすいてきてるのに…。
ホテルから「函館朝市」に向かう途中、国道278号とさかえ通りの交差点で今度は4人の子どもたちの像を発見。こういうときに何もかもが珍しくて、すぐに近寄ってしまうのがワタシたちである。
「函館朝市」到着後、たくさんのお店が並ぶ中でワタシたちが選んだのは「函館朝市 えびす食堂」。今回の旅行の下調べをしているとき、おいしいという評判を数多く見かけたからだ。
【函館朝市 えびす食堂】基本情報
函館朝市 えびす食堂
■住所:北海道函館市若松町9-15
(どんぶり横町市場内)
■営業時間:6:00〜14:00
■休業日:火曜日
■駐車場:函館朝市の提携
駐車場あり
■電話:0138-22-0808
「函館朝市 えびす食堂」は朝市がすぐそばにあるだけに、海の幸がどれも新鮮!
どんぶりがちょっと小ぶりなように思えたが、量は十分だった。
北海道の食材を使ったおいしいものを食べ歩き
ワタシたちがホテルを出た頃、いったん雨はやんでいたが、昼食後になると再び降り出す。
そんななか、ワタシたちは「函館市青函連絡船記念館摩周丸」の近くを通るも、こちらはスルー。好奇心を雨で削がれたかも…。
どんどん雨が強くなるなか、ワタシたちは「金森赤レンガ倉庫」へ。
函館に到着していきなり張りきったせいか、この段階でワタシたちは少々お疲れ気味。夕方には本日のメインイベントがあるというのに…。
【金森赤レンガ倉庫】基本情報
金森赤レンガ倉庫
■住所:北海道函館市末広町
14-12
■営業時間:10:00~19:00
■休業日:年中無休
■駐車場:あり
■電話:0138-27-5530

館内では、はちみつソフトクリームを片手にまずはひと休み。先ほど海鮮丼を食べたばかりだというのに、よく食べる人たちだ。
ワタシたちがベンチに腰かけていると、目の前に何やらおかしなパネルが…。
このパネルのイケメンは、偉人たちが函館のために結成した「HAKOMEN」という5人組アイドルグループだそうだ。
ワタシたちは「なんだよ、HAKOMENって」と思わず苦笑い。しかし、このHAKOMENがワタシたちの旅に大きく関わってこようとは、この段階では知る由もなかった。
体力がちょっと回復したところで「金森赤レンガ倉庫」内を散策。
とはいえ、函館にはこの日来たばかり。さすがにおみやげ探しはせず、どんなものがあるのか目星をつける程度にとどめる。
そんななか、どこからかいい匂いが…。そちらに行ってみると、ポツンと小さなコロッケ屋が!
【絶品!!函館コロッケ PATATE HAKODATE】基本情報
絶品!!函館コロッケ
PATATE HAKODATE
■住所:北海道函館市豊川町11-5
金森赤レンガ倉庫
「BAYはこだて」エリア
■営業時間:9:30~19:00
■休業日:「BAYはこだて」の
休みに準じる
■駐車場:あり
■電話:0138-83-8865
こちらではお店のオススメだという、デミグラスソースで仕上げた「函館デミグラスコロッケ」を注文。
オリーブオイルで揚げた「ニョッキーナ」(揚げニョッキ)にもかなり惹かれたが、ワタシたちは先ほどソフトクリームを食べたばかり。ニョッキーナまでお願いしてしまうと、さすがに夕食が入らなくなりそうだったもので…。
この段階で雲はまだ厚く垂れ込めていたものの、雨はやんでいた。
ならば、これから函館ベイエリアの面白そうなスポット探しだ!
「巴の港の文学少女 in 北海道」一覧
①【函館食道楽】初日からグルメ三昧!
②【函館スポット巡り】マニアックな穴場を探してあっちこっち
③【湯倉神社】松前神楽をすぐそばで堪能!
④【五稜郭】五稜郭タワーからラッキーピエロまでまるっと楽しむ!
⑤【函館山】町が浮かび上がる夜景に疲れも吹っ飛ぶ!?
⑥【はこだて自由市場】COFFEEマルシェのイクラ丼で朝食を
⑦【函館市文学館】内容充実! 石川啄木の解説は聞き応え十分!!
⑧【函館市北方民族資料館】北方民族の歴史と文化を学べる、見どころ満載の資料館
(お出かけ日:2022年8月20日~8月22日)
※施設情報は2025年2月時点のものです。