2023年、漫画「北斗の拳」が連載開始から40周年を迎えた。
これを記念して「北斗の拳 40周年大原画展 ~愛をとりもどせ!!~」を六本木にある「森アーツセンターギャラリー」にて開催。「北斗」ファンのワタシとKがこのイベントを見逃すはずがない!
そもそも「北斗の拳」って?
原作・武論尊、漫画・原哲夫による「北斗の拳」は「週刊少年ジャンプ」にて1983年から約5年にわたって連載された、日本を代表する格闘漫画だ。
舞台は核戦争で荒廃し、暴力が支配する弱肉強食の世界へと変貌を遂げた199X年。混乱した時代のなか、一子相伝の暗殺拳・北斗神拳の伝承者であるケンシロウは最愛の女性ユリアを失い、荒野をさまよっていた。そんななか、ケンシロウは時代に翻弄されながらもたくましく生きるバットやリンと出会う。
欲望のままに生きる悪党どもと闘いを繰り広げるなか、ケンシロウは南斗聖拳の遣い手であるシンやサウザーといった強敵と拳を交えることに。さらに、かつて北斗神拳伝承者の座を争い、ケンシロウとともに北斗四兄弟と称された3人の兄とも再会。その男たちの中でも、長兄だったラオウは拳王を名乗り、野望をむき出しにしていた。最大最強の敵であるラオウとの闘いを通じて、ケンシロウは真の救世主として成長。ケンシロウとラオウの闘いが激化するなか、命を落としたはずの運命の女性が現れ…。
連載時に大ブームを巻き起こした「北斗の拳」は、約40年の間にアニメやゲームをはじめとしたさまざまなジャンルで幅広く展開。その人気はいまだに衰えていない。
原画の美しさと緻密さを堪能!
今回の原画展では、「北斗の拳」の第1部に当たるラオウ編までの原画や彩色画を展示。
136話、約3000ページの中から「愛」をテーマに400枚の原画が厳選されている。
これらの原画は1枚1枚がそれこそ絵画のように美しい。さらに、「北斗の拳」がいかに緻密に描かれていたかを実感できる貴重な資料でもある。これらを週刊連載で描いていたのは驚きでしかない。
展示されている原画は写真撮影が禁止されていたため、写真を掲載できないのが残念なくらいだ。
ちなみに、6つのテーマに合わせて原画が展示されていて、原画の並びが実際の物語の順番と異なっているところがある。できるだけ違和感のないようになっているが、原作を読んだことがあるファンによっては戸惑うかもしれない。
会場では他にも資料やフィギュアも展示。こちらは写真撮影が可能だった。
それにしても第2話に登場したミスミの墓標なんて、パッと見てわかる人が何人いるのか…。
魅惑のフォトスポットで記念撮影!
こちらのイベントの魅力は「北斗の拳」の原画だけではない。
会場の各所にファンならば思わず心惹かれるフォトスポットが設置されているのだ。
それではご覧いただこう、「北斗の拳」に魅せられた男のおバカな姿を。
なぜ自分の恥ずかしい姿をさらしてまで、1年以上前に開催されたイベントの紹介をするかというと…実はこの原画展、全国巡回が予定されており、2025年3月~4月には福岡で開催されるからだ。
「北斗の拳」ファンならば絶対に満足できるイベントなので、お近くで開催されるときは会場へぜひ! ワタシたちも大満足で帰路に就きましたので!!
(お出かけ日:2023年11月16日)
※敬称略させていただきます。
※イベント情報は2025年2月時点のものです。