「JDFは流れ星のように… in マイアミ③～ディー・ゴードン、涙の一発！～」からのつづき
9月27日。
5：00にいったん起床し、カップヌードルで朝食。
その後は8：00まで寝て、9：00にホテル周辺の散歩へ出る。
キューバのサンドイッチは不思議な食感!?
この日は近くの公園を目指し、ショッピングモール「Central Shopping Plaza」の裏道を行くことに。
ただ、暑いとはいえ人の動きがほとんど感じられず、なんだか不安になってきたのでショッピングモールへ向かう。
一方、「Central Shopping Plaza」は午前中からわさわさ。
まずは昨日気になったお店の「Government Discount」へ。
キューバ系と思しきこちらのお店は奥行きがあり、数多くの品が所狭しと並んでいた。こちらでは自分用のおみやげを購入。
続いて、もうひとつ気になっていたキューバ系カフェテリア「Snack Hunter」へ。
こちらではキューバのサンドイッチを注文。食べられない野菜がないか聞かれたが（おそらく）、全部オッケーと答える。
サンドイッチは注文してから作るため、しばらく待っていると、近くを通りかかったおっちゃんにたばこをせがまれることに。奮発して2本あげたらえらく感謝されてしまい、胸に軽くグーパンチをいただいてしまった。陽気な人だなぁ。
そして、出来上がったサンドイッチを食べてみると…これがかなりうまい！
炒めたチキンやキャベツ、タマネギ、パン生地などが柔らかいぶん、千切りにして揚げたジャガイモで歯応えを加えてあり、今まであまり食べたことのない独特の食感があった。
さらにKmartに寄って、会社のおみやげ用にハラペーニョ入りのジャーキーを購入。
レジ係のおばあちゃんに「これ、熱くなるわよ！」といった感じのリアクションをされてしまった。キューバ系の人たちは本当に陽気だ。
その後、11：30ぐらいにホテルへ戻り、12：30に球場へ向かう。
サインだけでなく名前まで書いてくれたナイスガイ！
球場ではまずマーリンズ側の入り口へ移動。
そこには昨日も見かけたIOさんのほか、あの「イチ・メーター」のエイミー・フランツさんが！
思わず写真撮影をお願いしたら快く応じてくれ、イチローの真似までしてくれた。
ただ、エイミーさん、そしてワタシたち日本人のお目当てであるイチローは軽く会釈だけして入場。エイミーさんは少々ご立腹気味だった。
ちなみに、チームの打線の主軸を務めるジャンカルロ・スタントンもあっさりとスルー。
ただ、Ｊさんからスタントンはサインをしてくれないという情報をあらかじめ得ていたこともあってショックはほとんどなし。
これは個人的に、ですが、過去のある経験で「最大限に努力はする。ただし、サインはいただけたらラッキー、いただけないのが当たり前と思うのだ！」という心境に達していたものでして…。
イチローを見送ったあとは南側のビジター側入り口へ移動。
こちらにいたのは日本人のＭさん1人のみ。
雨が降るなか、屋根の下でサインコレクターのＭさんとサイン談義をしていると、メッツのカーティス・グランダーソンが登場！
グランダーソンにサインをお願いすると名前を聞いてきて、サインと一緒に名前やメッセージまで入れてくれた。
グランダーソンはナイスガイという話を聞いていたが本当でした！
その後、チームショップで買い物したのち、チケット売り場まで移動すると、昨日お世話になったＡさんとまたもや遭遇。今度は外野席のチケットが余っているということで譲っていただく。
さらに、Ａさんの知り合いのＩさんという日本人と引き合わせていただいたのち、Ａさんの誘導でマーリンズが練習中のタイミングで球場へ入る。Ａさんには本当にお世話になりっぱなしだ。
入場後は昨日と同じくレフトポール側へ移動。
昨日も内野席までは行けないのかな、と思っていたのだが、どうやらファンクラブの人たちはここで練習を見学するのが決まりのようだ。
ここにはサインコレクターと思しき地元のおっちゃんがいて、スタンドに飛び込んだボールをキャッチ。なぜかワタシにこのボールをプレゼントしてくれた。ありがとうございます！
おっちゃんはマーリンズファンの仲間とでも思ってくれたのだろうか。すみません、ワタシ、シアトル・マリナーズのファンで…。
マーリンズの練習が終了し、メッツの練習が始まったところで一塁側に移動。
ここではメッツのマイケル・コンフォートからサインをいただく。
他にも2014年に新人王を獲ったジェイコブ・デグロムもサインをしていた。実はデグロムは肘を手術したばかりで、その傷が生々しく残っていたのにファンには丁寧に対応。
ただ、デグロムがいたのはプレミアムシートのエリアだったため、外野席のチケットしかないワタシは近づくことすらできず…。
それでも勇敢に警備員を突破してデグロムに迫っていた地元の少年がいた。すげぇ行動力だ。
練習の見学が終わったあとは売店でお酒とキューバ系のポークサンドイッチを購入して、今日の席である外野席へ移動。
このとき、先ほど知り合ったばかりのＩさんもやってきて、いろいろとおしゃべり。
Ｉさんによると、日本では「事故を起こして亡くなったホゼはヨットの操縦は初めてだった」という報道がなされているという。
しかし、ホゼほどのヨット好きはおらず、おかげで練習に遅れてくることもあったとか。適当な報道に対してＩさんは怒っていた。
ちなみに、ワタシが座った外野席はチケットの値段が10ドル程度とお手頃なためか、家族揃って観戦している人たちも多かった。
それも3～4人ではなく、20人近くの集団で！ 一族揃って観戦に訪れているような感じで、そんな集団が複数いた。
子どもたちはキャッキャと走り回り、大人たちはお酒を飲んで盛り上がり…と試合中もとにかく賑やか。
それこそ外食するような感覚で球場に来ているのかもしれない。
試合はメッツ先発のノア・シンダーガードが圧巻の投球！
立ち上がりは少々不安定だったがすぐに調子を出してきて、まさに試合を支配していた。
一方、マーリンズは膠着状態が途切れた途端に投手陣が崩壊。結局、1-12でメッツの圧勝に終わる。
「マーリンズの投手陣は素直な人が多くてね…」とＩさんは苦笑いしていた。
試合後はタクシーでホテルへ。さすがに疲れが出てきて、日記を書いてからすぐに寝てしまった。
「JDFは流れ星のように… in マイアミ⑤～キューバ人のヒーローとの別れのとき～」へつづく
（お出かけ日：2016年9月25日～9月30日）
※敬称略させていただきます。
※施設情報は2024年8月時点のものです。
