「成城の先生のお宅訪問! in 山梨①「桔梗信玄餅工場テーマパーク」~山梨の銘菓の故郷へ~」からのつづき
前日はどんよりとした曇天だったが、この日は朝から晴れて行楽日和に。
本日の最初の目的地である「昇仙峡」では景色を思う存分楽しめそうだ。
「ひみね」から「昇仙峡」までは甲府の中心街を突っ切るように移動して1時間ほど。
甲府市街を抜けて山道を走っていると、どんどん山が深くなっていく。そろそろ「昇仙峡」かな…なんて思っていると、ゴツゴツとした岩が目立つ山肌が見えてきた。
そう、ここが日本でも有数の渓谷美を誇る「昇仙峡」なのだ。
「昇仙峡」のパノラマ台で開放感を満喫!
とはいえ、見るからにごつい山を歩いて登る気はワタシたちにはゼロ。ふもとにある「昇仙峡ロープウェイ」の仙娥滝駅へまっすぐ向かう。
昇仙峡ロープウェイ
■住所:山梨県甲府市猪狩町441
■運行時間:4月1日~11月30日
上り始発 9:00
上り終発 17:10
下り終発 17:30
12月1日~3月31日
上り始発 9:00
上り終発 16:10
下り終発 16:30
※20分間隔で運行
※混雑時は5~10分間隔で
臨時便を運航
■休業日:年中無休
※強風、降雪など悪天候の
場合は運休あり
※年1回の整備・点検による
運休あり
■乗車料金:大人往復 1,500円
大人片道 800円
小人往復 750円
小人片道 400円
※団体料金 他あり
■駐車場:あり
■電話:055-287-2111
ふもとの仙娥滝駅から山頂のパノラマ台駅を結ぶ、全長1015mに及ぶロープウェイ。昭和39年(1964)11月に運行を開始。定員はガイドを含めて46人で、ふもとから山頂までの所要時間は約5分。上下同時発車し、中間点ですれ違う。また、1号器と2号器ゴンドラの前後にはロープウェイの人気キャラクターである「福仙人」があしらわれている。
ロープウェイに乗るなんて本当に久しぶりだった。ただ、さすがにこの日は祝日ということもあってパノラマ台駅へ向かうロープウェイの中はぎゅうぎゅう。感慨に浸る余裕なんてなかった。
きれいな景色に興奮しつつも、その景色を収めようとなんとかデジカメを取り出して写真を撮影するものの、写っていたのはガラスに反射した内部の様子のみ…。もはや心霊写真である。
それでもパノラマ台駅に到着すると、標高1058mの山頂は周りに高い山がないこともあって開放感たっぷり! 一気に別世界へやってきた気がする。
まず空が広いことがいい!
「昇仙峡」は絶景だけでなく、点在するたくさんのパワースポットも魅力のひとつなのだとか。
そんなことも知らぬまま、ワタシたちが景色を堪能したあとで最初に向かったのがこちら。
和合権現
■住所:山梨県甲府市猪狩町441
水晶発祥の地である金峰山のふもとにて、御神木として崇拝されていた樹齢350年の楢の木を移設して祀った堂宇。昇仙峡ロープウェイの開業時に、地元の方々の好意により御神木が山頂へ移された。
パワースポットのひとつであるこちらの御神木は縁結びや子宝、金運などのご利益があるとのことだけれども…御神木がどんな形をしているかは写真から想像していただければ。
こちらの御神木、ちびっ子に聞かれたら答えに困るだろうなぁ…。
大きな声で説明するのもはばかられるし。
ちなみに、お参りする際は御神木の左側にある太鼓を1回叩くのが習わしになっている。
ただ、ワタシたちの前に太鼓を叩いていた人の数は少なかった。
確かに景気よく叩くと「なんだなんだ!?」と周囲の人たちの注目を集めてしまいかねない。そうなるとけっこう恥ずかしい…。こちらの太鼓、意外と音が鳴り響くんですよ。
「昇仙峡」の山頂には記念撮影スポットもちらほら。ワタシたちはそのたびに写真を撮影する。
写真を見返してみると、半世紀以上生きたおっさんがなんと恥ずかしいことをしているのかと思う…。
言い訳をしておくと、数年前までのワタシはこんなキャラではなかった、はずだ。
絶景を楽しむはずがガクブル!?
続いて向かったのは展望台。
岩がちょこっと突き出していて、そこから甲府盆地を見渡せるのだけれども…こええ!
にもかかわらず、Kは岩の突端まで進んで景色を撮影。怖いもの知らずな人だな…。
一方のワタシはというと、先ほどの勢いはどこへやら。足がすくむほどではないにしても、明らかにビビっていた。
子どもの頃は高いところが好きだったのに、年を取るとこんなに変わってしまうものなのですね…。寂しい限りです。
いったんパノラマ台駅まで戻ったワタシたちは「八雲神社」を参拝。
こちらも「昇仙峡」に点在するパワースポットのひとつに数えられている。
八雲神社
■住所:山梨県甲府市猪狩町441
永禄7年(1564)に建立された甲斐国巨摩郡猪狩村の氏神。石祠内に石棒が祀られ、猪狩村だけでなく近隣の人々からも武運と夫婦和合の神として厚く信仰された。また、金峰山を御神体とする金櫻神社の末社であり、その参道の要所になっていることから、参拝者の道中の安全を祈願した場所でもあった。
山頂散策はまだまだ終わらない。今度は「八雲神社」の先にある「約束の丘」へ。
ここまでの登り口は今では使われていない「金桜神社」への古い参道で、参拝する人々がこの丘で休息したのだとか。
現在は「約束の丘」と命名され、「出合いの鐘」が設置されている。さらに、鐘を鳴らした記念に「約束の手紙」を書いて約束ポストに投函すると1年後に自分のもとに手紙が届くということだが、ワタシたちは手紙は書かずに鐘を鳴らすに留める。
そして最後は「約束の丘」の奥にある「うぐいす谷」。
こちらは絶景だけれども…崖の突端まで行くのはけっこう怖い! しかし、Kは突端に座って記念撮影。見てるほうが怖くなってしまいましたよ…。
約1時間半かけて山頂散策を終了。最後はふもとの仙娥滝駅構内にある「黄金池」で黄金の鯉たちにエサをあげ、がっつりと楽しみました~。
…あっ、「昇仙峡」の渓谷美を見るのをすっかり忘れていた。
渓谷美は今度の機会に! ということでワタシたちは次のスポットへ向かう。
「成城の先生のお宅訪問! in 山梨③「横溝正史館」~山梨市の夢の家~」へつづく
(お出かけ日:2024年9月22日~9月23日)
※敬称略させていただきます。
※施設情報は2024年10月時点のものです。