あの人は流れ星のように… in マイアミ①

本拠地最終戦は地元チームの選手からサインをいただきやすい（気がする）。
それならばイチローにもチャンスがあるのでは…。
ということで、2016年はイチローの所属するマイアミ・マーリンズの試合を観戦することに。
馴染みの居酒屋で飲み仲間のITちゃんも同じ時期にマイアミに行くということで、9月28日の本拠地最終戦を一緒に観戦することを約束して、今回の旅に備えるのであった。

そして9月25日。
しっかりと6：15に起床し、京成電鉄のスカイライナーで成田空港へ。
8：00には空港に到着し、ささっとチェックインと出国審査をすませて8：30には搭乗ゲートに移動すると、10：40の出発までの間に軽く朝食。

ダラス行きの飛行機は定刻どおりに出発。
機内ではうつらうつらしていたものの、いいタイミングで隣のおっちゃんが何度かぶつかってきたおかげで、そのたびに目を覚ましてしまう。

約10時間後の8：15（以後、現地時間）、ダラス・フォートワース国際空港に到着。
今回は数年ぶりの渡米だったけれども、その間に入国審査がシンプルになっていたようで、かなり楽に入国できた。
過去の記憶では、渡米時の最大の難関は入国審査だ…なんて印象があったもので。

ダラス・フォートワース国際空港からマイアミ国際空港に向かう飛行機が出発するまで約2時間。
この間に海外でもスマホを使えるように設定し、搭乗中に入ったメールやLINEをチェック。
その中にあった、友人のEKからのLINEに「ホゼ・フェルナンデスが事故で亡くなった」というショッキングな一文が…。
最初は頭が混乱して、どのフェルナンデスか理解できなかった。
しばらくしてから、亡くなったのがマーリンズのエースであるホゼ・フェルナンデスのことだと、やっと理解できたぐらいだった。
誤報であってほしい…そんな思いを抱きつつネットで調べてみても、実際にフェルナンデスが亡くなったというニュースばかり…。
気分を変えようと空港内をうろついていると、日本語の話せる陽気な女性ガイドさんがいて、喫煙所や搭乗ゲートまでの行き方を親切に教えてくれたので、出発までのんびり一服する。

10：20、ダラス・フォートワース国際空港を出発。
機内では「ここは俺たちの席だ」と言ってきたおっちゃんがいたが、これはおっちゃんの勘違い。
おっちゃんとその奥さんに謝られる。勘違いは誰でもありますよ、気にせずにね。

ホテルには15：30頃にチェックイン。
今回泊まるのは、キューバからの移民が数多く暮らすリトルハバナのほんの少し西側にある「クラウン プラザ」（現在はSonesta Miami Airportという名称で営業）。
意外と大きくて、しっかりとしたホテルなのでびっくりしてしまう。
一応、自分なりに情報収集したうえで、悩みに悩んで決めたホテルなんですけど。
こんなとき、大きなホテルにあまり泊まったことのない小市民ぶりがにじみ出てしまいます…。

渡米前に調べておいた情報によると、ホテルの近くにショッピングモールがあったはず。
ホテル近辺の人の流れを確認するのを兼ねて、まずはそこを目指して散歩することに。
大きな交差点をひとつ曲がればいいだけだから、さすがに迷うことなくショッピングモール「Central Shopping Plaza」に到着。

それでも過去にスペイン語が日常会話で使われている地域に来たことがないので、会計のときには緊張してしまった。
レジ係と前のお客さんのやりとりをしっかり見聞きして、必要な単語だけを頭にインプット。
自分が会計をする順番になり、「ポイントカード、持ってる？」といった質問にはすべて「いいえ」と答えて無事に会計は終了。
Kmart付近にワタシが好きそうなお店がいくつかあったが、こちらは後日ということでホテルに戻る。

散歩の帰りに気づいたことなのだが、ホテルのはす向かいに質屋っぽい店舗が…。
そのショーウインドーに並んでいたのはなんとM16ライフル！
こえぇ!!　あの店には絶対に近寄らんぞ。

ホテルには17：00頃に到着。さっそく夕食を摂ってシャワー。
食事中、テレビをつけるとボート事故で亡くなったフェルナンデスの追悼特集ばかり。
涙ながらに語る球団関係者、各球場で捧げられた黙とう、さらには事故現場の捜索活動まで…。
フェルナンデスの死を嫌でも実感させられる。
その後はシカゴ・カブスとセントルイス・カーディナルスの試合を流しながら日記を書き、明日からに備えて20：00頃には寝てしまった。

「あの人は流れ星のように… in マイアミ②」へつづく

（お出かけ日：2016年9月25日～9月30日）
※敬称略させていただきます。
※施設情報は2024年8月時点のものです。