「憧れの露天風呂つき部屋へ! in 静岡②「龕附天正金鉱」~土肥温泉で見つけたパラダイス~」からのつづき
「龕附天正金鉱」の見学が終わったのが14時過ぎ。15時のチェックインまで微妙な残り時間だったため、近くにある「土肥金山」でも覗いてみようか…というような思考に、なぜかワタシたちはならない。わずかな時間でもどこかに回ろうとする貪欲なワタシたちが次に向かったのは…。
日蓮聖人一代記の板絵に思わず見入る!
旅の初日は時間があれば、お宿の近くにあるお寺を回るつもりだった。
その候補のひとつがこちらの「清雲寺」。境内にある赤門が魅力的だったのだ。この頃のワタシはビジュアルに惹かれ、ロクな下調べもせずに行ってみることが多かった(今もあまり変わらないが)。
清雲寺
■住所:静岡県伊豆市土肥644
■開堂時間:8:00~16:00
■駐車場:あり
■電話:0558-98-0221
北条氏に仕え、伊豆水軍に属した土肥城主・富永山城守の菩提寺。現在の本堂は天保3年(1832)に建立。本堂には日蓮聖人一代記を描いた畳1帖ほどの大きさの板絵が並んでおり、板絵は90枚にも及ぶ。一運斉国秀によるこれらの絵は岩絵具や貝粉などで描かれ、明治23年(1890)に掲額された。境内には他にも位牌堂や七面堂、三十番神を祀る大蓮院などがある。
「清雲寺」は国道136号から伊豆市役所 土肥支所の横にある細い道を入った先にあった。
境内に向かって歩いていると、まず見えてくるのが黒門で、その先に色鮮やかな赤門が。ワタシが惹かれたあの門ですよ!
まずはお参りをしようと本堂に向かうと、堂内は自由に参拝や拝観ができるとの看板が。
しかし、本堂の中にお寺の方がいる様子がない。本当に入っていいのかと思いつつ、おずおずと本堂の引き戸を開けて中に入ると…そこにはずらっと並んだ大きな板絵が!
これらの板絵には鎌倉時代の僧で、日蓮宗の開祖でもある日蓮の一生が描かれていて、Kとともに絵に記された文字を読み解きながら、じっくりと見てしまった。意外とKもこういう絵が好きなんですよ。
結局、日蓮聖人一代記を夢中で見てしまい、ここでタイムアップ。77段の階段の上にある七面堂までは行けなかった。「龕附天正金鉱」でかなり歩いて疲れていたということもあったが…。
こうやって写真を見返してみると、ワタシが注目するポイントがいかにも甘い。今はもう少しさまざまなところに注意を向けられるだろうから、もし「清雲寺」を再訪する機会があったらきちんと境内を回りたいと思っている。
「憧れの露天風呂つき部屋へ! in 静岡④「土肥温泉ホテル みなみ荘」~開放的な露天風呂にオドロキ!~」へつづく
(お出かけ日:2022年12月27日~12月28日)
※施設情報は2024年12月時点のものです。