ブログを書くため、秩父札所のお寺についてネットで調べていたときのこと。
それぞれのお寺について、ひと味違った情報を掲載しているサイトを見つける。
どうやら、そちらのサイトは地元のお宿の方が運営しているらしい。
せっかくだと思ってサイトを見て回っていると、そちらのお宿では夕食にいのしし鍋を提供しているのだとか…いのしし鍋!?
宿泊代も安価なので、ジビエ好きのKにお宿の情報を伝える。するとKもすぐさま反応し、年末の秩父旅行が電撃決定! 偶然が生んだ年末旅行だった。
しょっぱなから昼食難民になりかかる!?
2024年12月29日。
Kとは9時頃に合流して一路秩父へ。道が混んでいなかったこともあって12時前には秩父市街に到着する。
普段だったらもう少し移動してから昼食となるところだが、この日は早めに昼食を摂ることに。
このとき、秩父は「そばの街」として有名なくらいだから数多くのおそば屋があるだろうし、大晦日に向けておそば屋は書き入れどきだろうから29日もやっているだろうと油断していた。
しかし…1軒目はワタシたちが行ったとき、すでにお店の前にお客さんの列が。
2軒目はお店を見つけたものの駐車場の入り口がちょっとわかりづらく、近くでUターンもできなかったので仕方なくスルー。
そして3軒目。お店の幟は見つけるものの、お店の場所がよくわからない! 道が細くて車で探し回ることもできず、こちらも諦めることに。
それならば最初の目的地である「秩父錦 酒づくりの森」へ向かいつつ、途中でおそば屋を見つけたらそちらへ入ろうという話になる。
国道140号を走っているときだ。運転中のKから「あれ、おそば屋じゃない?」という声が上がる。
ちょうど駐車場も1台分空いており、迷わずそちらへ!
Kからは「私が見つけたんだよ。隣で何してたの」というツッコミが。ワタシはマップアプリの某先生でルートを確認するため、スマホに目を落としてたんですよ…。
舞茸の天ぷらだけでなく、くるみだれだって…!
Kが見つけたのは国道140号沿いにある「手打そば 田中屋」。
あとで調べてみると、かつてはお店の前に大きな看板があったが現在は取り外されていて、お店の存在に気づかずにスルーしていた可能性もあった。むしろKはよく見つけたと思う。
けっこう人気があるお店のようで、ワタシたちがいる間もお客さんが途切れることがなかった。
手打そば 田中屋
■住所:埼玉県秩父市下影森
810-1
■営業時間:11:00~19:00
※火曜日は16:00まで
■休業日:月曜日、第1火曜日
※祝日の場合は営業、翌日休
■駐車場:あり
■電話:0494-23-5420
※営業時間と休業日はグルメ
サイト調べ、情報が実際と
異なる場合があります
ちょうど12時頃とあって、店内はテーブル席が2つ空いている程度。ワタシたちはいいタイミングで入店できたようだ。
メニューの種類はさほど多くなくて、おそばは20種類ほど。初めて入ったお店ではどうしても迷ってしまうので、このくらいの数だと選びやすくてありがたい。それでも迷った結果、ワタシは「くるみだれそば」(税込960円)、Kは「舞茸天せいろ」(税込1,410円)を注文する。
おそばは2種類あり、ワタシのほうは「せいろそば」、Kのほうは「田舎そば」だ。
ちなみに、ブログを書く際に調べたところ、「手打そば 田中屋」は舞茸の天ぷらが人気らしい。
確かにKの前に置かれた「舞茸天せいろ」を見ると、いかにも香ばしい感じでおいしそうだ。
もちろん、ワタシが注文した「くるみだれそば」だって負けてはいない。
秩父には何度も訪れていて、「くるみだれ」の文字は何度か目にしていたが、実はいただくのはこれが初めて。
実際にいただいてみると、これがほんのり甘い。甘すぎということもなく、味がまろやかなので、太めのおそばをつるつるっと平らげてしまい、ワタシはおそばのお代わりを注文。最初から大盛りにしていたというのに…。
おそば好きのKも気に入ったようで、昼食難民になりかかっている途中でたまたま見つけた「手打そば 田中屋」でおいしいおそばをいただけた幸運を喜んでいた。
そのため、舞茸の天ぷらはひとつ残らずKのお腹の中に収まる。
「もしあげるとしても、ししとうの天ぷらだったかな」とのことだ。
「年末は秩父の古民家で in 埼玉②「秩父錦 酒づくりの森」~酒造資料館で日本酒の魅力を再確認!~」へつづく
(お出かけ日:202412月29日~12月30日)
※施設情報は2025年12月時点のものです。