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ロウバイは梅じゃないよ in 埼玉①【宝登山ロウバイ園】関東でも屈指のロウバイの名所へ!

旅行記
宝登山ロウバイ園のロウバイ

ろうばい-か【蝋梅科】双子葉植物の1科名で、2属約9種が知られている。芳香性のある落葉低木であり、中国や北米大陸に分布。日本には自生しないものの、中国渡来のロウバイとトウロウバイが庭木として栽植されている。

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めげることなく宝登山の山頂を目指す!

Kはロウバイが好きである。
どのくらい好きかというと…かなり好きなようだ。
そしてワタシはよく叱られる。「ロウバイは梅じゃないよ!」と。
宝登山ロウバイ園」に行くことが決まったあと、ワタシが何気なく「梅見、楽しみだねぇ」などと言おうものなら、「梅じゃないって」と必ずと言っていいほど注意されていた。
そのくらいKはロウバイが好きである。

ただ、ひとつ留意すべきポイントがあった。
Kは歩くのが嫌いである。しかし、「宝登山ロウバイ園」があるのは宝登山の山頂。ロウバイ園まで行くには山を登らなければならない。
この難問を解決してくれるのが山頂まで続くロープウェイだ。
約5分で山頂まで連れていってくれる文明の利器を使うのかと思いきや…Kは「行きは使わない。疲れたら帰りに使おうかな」。なんとも強気な発言である。
確かについ最近、Kは山登りを体験したとはいえ、標高200m弱の山だしなぁ。宝登山は497mあるんだけど…まあ、いいか。行けばわかるさ!

というわけで、2月18日。
ワタシは4時15分に起き、6時にKと合流。Kは普段とは違い、登山に備えた服装をしている。ワタシといえば…いつもと変わらないファッションだ。
それにしても、この写真のワタシはなんというポーズを取っているのか…。自分で自分の意図がわからない。

宝登山の登山口。

8時過ぎには宝登山のふもとに到着。
ロウバイの見頃だけに駐車場が大混雑しているかも…なんて思っていたが、着いてみると広い駐車場に停まっている車はわずか数台。ワタシたちの心配は杞憂に終わった。

山登りを始める前、Kには「山ではすれ違う人に挨拶するのがマナーなんだよ」と教えられていた。

しかし、すれ違う人とはほとんど出会わず。むしろ、ワタシたちを追い抜いていく軽トラックのほうが多かったくらいだ。
どうやらワタシたちが訪れたのは、山頂で仕事をする方々がちょうど山を登っていく時間帯だったらしい。ワタシたちが来たのはそんな早い時間だったのね。

「クマ出没注意」の案内が! 訪れたのが冬だったのでさすがにクマとは遭遇せず。
長瀞の自然と歴史を学べるハイキングコース「関東ふれあいの道」の道しるべ。
ワタシたちを追い抜いていく軽トラック。みなさん、ご出勤のようだ。

途中、ワタシたちは何度か休みながら山頂を目指す。
Kが登っている最中に疲れてしまうのではないかとワタシはちょっと心配していたが、これも杞憂に終わる。
頂上が近づく頃には、さすがにKの表情に疲れが目立つようになっていたものの、最後までしっかり登りきっていた。これにはちょっと感心してしまった。ロウバイパワーはすごいもんだ、と。
登山道はところどころに休憩所やベンチが用意されていて、気軽に休憩を取れたのも登山超ビギナーのワタシたちには幸いした。

登山道は砂利道になっているので、けっこう歩きやすかった。

梅、梅、梅…ではなくロウバイがいっぱい!

登りはじめて1時間ほどで山頂の「宝登山ロウバイ園」に到着。
Kは「甘くていい香り!」と疲れも吹き飛んだかのように大喜び。
一方のワタシといえば、これまで意識してロウバイを見たことがなかったのだが、ロウバイの香りはこれまでにきちんと嗅いだことのないものでとても新鮮。
蝋で包まれたような花は可憐で、淡い色合いも目に優しい。こんな花もあるんだなぁ…とワタシは素直に感嘆してしまった。

【宝登山ロウバイ園】基本情報

宝登山ロウバイ園
■住所:埼玉県秩父郡長瀞町
 宝登山山頂

■入場料:無料
■駐車場:あり(有料)
 ※ロープウェイ山麓駅の
  下になります

 標高497mの宝登山の山頂にあるロウバイ園。約15000㎡にも及ぶ敷地には約3000本のロウバイが植えられ、和、素心、満月の3種類のロウバイを楽しめる。見頃は1月上旬から2月中旬。眼下には秩父盆地が広がり、周囲には武甲山や両神山といった山々がそびえているため、園内からの眺望も素晴らしい。「宝登山梅百花園」も隣接しており、こちらは2月中旬から3月いっぱいにかけて見頃が続く。また、季節によっては福寿草やツツジ、しゃくなげも楽しめる。

園内には福寿草が咲いていたほか、すぐ隣にある「宝登山梅百花園」の梅もほころびはじめていた。

「宝登山百花梅園」は約170種、約470本もの梅が植えられているそうだ。宝登山の山頂にはつつじ園もあるのだが、こちらの時季は4月下旬から5月下旬。ワタシたちが訪れたときは、まだ寒々しい姿だった。

「宝登山百花梅園」の看板。
こちらはつつじ園。見頃はまだまだ先。

関東でも有数のロウバイ園にて、ロウバイの甘い香りに包まれたKはテンションがアップ。花に顔を近づけては、香りを胸いっぱいに吸い込んでいた。
園内にはまだ10時前にもかかわらずけっこう観光客がいて、中には熱心にロウバイを間近で撮影している方もちらほら。
そこまで本格的ではないが、ワタシたちが撮影した写真をどうぞご覧ください!

これだけしっかりとロウバイを見れば、さすがのワタシもロウバイと梅がいかに違うかがよくわかった。

たっぷりとロウバイ(と梅)を堪能したワタシたちだったが、山頂でのお楽しみはまだまだ終わらない。
なぜなら、宝登山の山頂には「寳登山神社 奥宮」もあるからだ。
というわけで、ワタシたちは「寳登山神社 奥宮」へ! まあ、ロウバイ園のすぐそばなのだけれども。

山頂にて。アントニオ猪木のつもり。

「ロウバイは梅じゃないよ in 埼玉」一覧

①【宝登山ロウバイ園】関東でも屈指のロウバイの名所へ!
②【寳登山神社 奥宮】山頂にある木立に囲まれた神域
③【寳登山神社】宝登山のふもとに広がる秩父三社の1社
④【秩父札所巡り】本日はどちらのおそばにいたしましょう?

(お出かけ日:2025年2月18日~2月19日)
※施設情報は2025年4月時点のものです。

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