湯村の杜の幻想世界 in 山梨＆神奈川③「季節のお宿ひみね」～満腹必至のたっぷり夕食～

「湯村の杜の幻想世界 in 山梨＆神奈川②「甲斐善光寺」～見どころ満載の甲府の古刹～」からのつづき

実は数年前から気になっているお宿があった。
ただ、某旅行サイトに掲載されている一番大きな写真がうら寂しくて…。
ワタシとしては、いつか行こうかな、ぐらいに思っていた。
しかし、Ｋと旅行することになって改めてしっかり調べてみると…!?

驚異的な夕食のボリューム！もちろん味もばっちぐー!!

正直、さまざまな旅行サイトで調べてみても、そのお宿の実態はなかなかつかめなかった。
そこで個人のブログを覗いてみると…なんと、焼き肉がたっぷりと出てくる夕食が！（のちのち調べたら、夕食のボリュームは山梨県内の民宿で二大巨頭と紹介している方もいた）
こりゃ行くしかないでしょう！　「季節のお宿ひみね」（以下、「ひみね」）へ!!

季節のお宿ひみね
■住所：山梨県笛吹市御坂町
　上黒駒4890-1
■宿泊費：1泊2食つき8,500円～
　素泊まり4,800円～
　※税込価格
　※旅行サイト調べ
■部屋数：和室13室
■温泉：なし
■駐車場：あり
■電話：055-264-2729

「御坂みち」という愛称の道路沿いにある「ひみね」は、道がこれから山の中へ入っていこうという谷間にある。
お宿のそばにはちょっとした果樹園もあった。

「ひみね」の玄関は「御坂みち」沿いにはない。車を停めたときはお宿の入り口がどこかわからずに「ここでいいのかしら？」とちょっと思ってしまった。
しかし、駐車場から建物の角を曲がると景色は一転。芝生が敷かれていて、その先に玄関が。
お宿に入るとワンコのレイちゃんがお出迎え！
人懐っこいレイちゃん、吠えたりうなったりしない賢いワンコです。
ちなみに1年後まで「メイ」ちゃんだと思い込んでいたのは、ここだけの話ということで…。

昔ながらのフロントで宿帳への記帳をすませて部屋に向かう。
部屋や設備は決して新しくないものの、共用のトイレや洗面所も含めて掃除が行き届いていて、きれいな印象だ。

部屋に入ると…あの某旅行サイトで見た光景が！
目立つ設備はテレビとエアコン、小さなテーブルぐらい。
お酒を持参するワタシたちに必須の冷蔵庫は、共用洗面所のそばに共用のものがある。

その後、夕食までの時間はＫとお酒を軽く飲みながらダラダラ。
そして18時。お楽しみの夕食タイムだ！

見てくださいよ、肉、肉、肉…この肉のボリュームを！　テンションが上がりますねえ!!
この肉を富士山の熔岩でできたプレートで焼いていただくわけです。
さらにお刺身、茶碗蒸し、山菜やきのこ料理などのほか、大きなヤマメの塩焼きまで！
肉だけでなく、どの料理もおいしそうだったし、実際においしかった。

ただ、これだけの量を2人で食べきれるのだろうか…。
…まあ、そんな不安はワタシとＫには不要でございましたねぇ。
2人ですべていただきましたよ。焼き肉に触発されて、ごはんまでしっかりと。ごちそうさまでした!!

社長室で昭和時代にタイムスリップ！

「ひみね」には他にも注目ポイントがある。
それは「社長室」と名づけられた喫煙所。
社長室には年季の入ったレコードプレーヤーがデデンと置かれていて、その周りにはたくさんのレコードが！
ご主人から「聴きたいのがあったら言ってね」と声をかけていただいたので、Ｋは中森明菜、ワタシはエンニオ・モリコーネのレコードを探し出して聴き入ってしまった。

ワタシは映画「荒野の用心棒」（1964年）のテーマ曲「さすらいの口笛」を仕事中によく流しているのだけれど、レコードだと耳に入ってくる音の感触が違う。
音がとにかく柔らかいのだ。これは驚きだった。
Ｋも同じように感じたようで、しばらく2人で気になるレコードを見つけては、いろいろと聴いてしまった。もしかしたら、30分ぐらい社長室にいたかもしれない…。