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クマ食べたい! in 埼玉&群馬①「三峯神社」~秩父の奥のパワースポット~

旅行記
三峯神社の三ツ鳥居

さてさて、今年のGWはどこに行きましょうかねぇ。
なに? パワースポットの「三峯神社」に行きたいと。では秩父に泊まりますかね。
いやお待ちを…秩父から群馬まで意外と近いじゃないですか。
ちょっとばかし群馬でお宿を探してみましょうかね。
…ワタシたちの好きなおそばがメインのお宿があるじゃあございませんか。
あらあら、シカ料理を出してくれるお宿もありますよ。
他にもクマを出してくれるお宿まで…なに? 「クマを食べたい」?
ではでは、こちらのお宿の周りにはどんな観光スポットが…関東最大級の鍾乳洞「不二洞」がございますよ。こりゃ洞窟好きのKさんなら行きたいですよねぇ。
ワタシは近くの「神流町恐竜センター」に行きたいんでございますよ。
Kさん、いかがで…えっ? 「私、恐竜好きだよ。知らなかった?」。知りませんでしたなぁ。
…というわけで行き先が決定! 今回のキーワードは「恐竜」「鍾乳洞」、そして「クマ」だ!!

標高1100mの山中にある神域

初日の4月27日にまず目指すのは、秩父の「三峯神社」。
Kの同僚に秩父ファンがいて、その方のオススメらしい。
この日はGW初日ということで道路はちょっと混んでいたものの、飯能を過ぎたあたりからは渋滞もなくスムーズに進む。
途中、「浦山ダム」が見えると「K、ダムだよ!」と興奮気味に話すワタシ。しかし、運転中のKにスルーされるのはいつものこと。まるで狼少年のような扱いですね…。
ちなみにドライブ中、ワタシは目に入る看板を声に出して読んでしまうのが癖だったのだが、Kに「うっとうしい」と注意されて直した過去があります。

途中、「二瀬ダム」の上を通過することに。
まさかダムの上を車で走るとは思っておらず、急いでスマホを取り出して写真を撮影してしまいましたよ。

途中で停まらないよう注意書きがあったので、助手席で慌ててスマホを用意。
なんとなく臨場感のある写真が撮れたのではないかと自画自賛。

「三峯神社」は標高1100mの山の中にある。
国道140号から埼玉県道278号 秩父多摩甲斐国立公園三峰線に入っていくのだが、県道278号はバスも通るからほどほどの幅があり、Kはなんの苦もなくスイスイと車を走らせていた。
その間、ワタシはというと…助手席でぼけーっとしてるわけじゃございません。しっかりとカーブミラーをチェックして、対向車に気を配っているんですよ。

しばらく山道を上ったのち、「三峯神社」に着いてみると…これが山の中とは思えないほど広々と開けている。さすが秩父でも名の知られた神社だ。

三峯神社
■住所:埼玉県秩父市三峰298-1
■駐車場:あり
 ※開門時間8:00~18:00
 ※冬季は道中が路面凍結する
  ため冬用タイヤが必須
■電話:0494-55-0241

今から2000年ほど前の景行天皇の時代、日本武尊(やまとたけるのみこと)が伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)を祀ったのが起源とされる。しばらく廃れてしまった時期もあったが、文亀2年(1503)に修験者の月観道満が30年近い年月をかけて再興。江戸時代には紀州徳川家の崇敬を受けたほか、盗難除けや火難除けとして「オイヌサマ」と呼ばれる御眷属の信仰が広がって繁栄し、江戸幕府から10万石の格式をもって遇されている。

ワタシは昼ごはんを食べる神社前のお店をチェックするのに夢中で、「三峯神社」自体の下調べはほとんどしていなかった。そのため、境内の広さなんてまったく知らなかったのだけれど…。

駐車場の前にはいきなり階段が!
歩くのが苦手なKは大丈夫なんだろうかと思ったものの、本人に聞いてみると「問題ない」。
じゃあさっそく「三峯神社」を目指そうじゃないですか!

さほど歩くことなく2頭のオオカミが控える三ツ鳥居まで着くものの、その先にはまだまだ坂道が続いてますな。
しかし、Kにへばった様子はまるでなし。よかった…。

鳥居をくぐり、最初に向かったのは「三峯神社」の奥宮を遥拝できる奥宮遥拝殿。
ただ、ワタシたちは眼下に広がる景色のほうに目が行ってしまい、奥宮を見つけられなかったんですが…。だって、こんなに標高の高いところなんてめったに来ないし…。

こちらが奥宮遥拝殿。
奥宮遥拝殿からの景色。ワタシが撮影。
Kの撮った写真のほうが明らかにきれい…。

続いて日本武尊銅像へ向かい、そこから下のほうに目を向けると存在感抜群の隨神門が!
参道にどっかりと立つ隨神門はそばまで行くと、その迫力に圧倒されそうになる。こんな大きな門はこれまであまり見たことがない。

隨神門をくぐった先には、拝殿と御神木を中心として社務所や宿泊施設まである広々としたスペースが。
しっかりとお詣りしたワタシたちはしばし境内を散策。
こういうとき、とにかく祈る自分を水木しげるの「のんのんばあ」とふと重ねてしまうワタシがいたりする。もちろん、ワタシはのんのんばあのように信心深くはないんですけどね…。

「三峯神社」と縁の深かった方々を祀っている祖霊社。
國常立尊(クニノトコタチノミコト)を祀る國常立神社。
全国の神様が祀られている摂末社。

「三峯神社」の歴史を学びたければ…

お詣りのあとは「お食事処 峯明亭」で昼ごはん。
こういうとき、ワタシはどうしても昔からありそうなお店を選びがち。しかし、Kはそんなワタシに付き合ってくれるので本当にありがたい。

昭和チックな雰囲気がナイスなお店!
とろろそばはとろろがたっぷり!

食後は三ツ鳥居のそばにある「秩父宮記念 三峰山博物館」へ。
実はこれから群馬県上野村まで移動しなければならないため、時間にあまり余裕はなかったのだけれども、こういった博物館や資料館の類いにワタシたちは弱いんですよねぇ。

秩父宮記念
三峰山博物館
■住所:埼玉県秩父市三峰298-2
■観覧時間:9:00~16:00
■休館日:火曜日
 年末年始を含む冬期

 (12月~3月)
■入館料:一般 300円
 中学生まで 100円
※障害者手帳をお持ちの方は無料
■駐車場:三峯神社にあり
■電話:0494-55-0241

三峰山の宝物、三峰山詣や「オイヌサマ」と呼ばれる御眷属のオオカミに関する資料、秩父宮家の御下賜品などが展示されている歴史博物館。昭和22年(1947)に設立された「三峯宝物館」を前身とする。

こちらの博物館で強く印象に残ったのはオオカミの剥製。
ちょうどワタシたちが訪れたときにニホンオオカミの特別展が開催されていて、オオカミの大きさを実感できたのだ。
かつて日本にもこんなに大きくて獰猛そうな動物がいたかと思うと…ただただ驚くしかない。
他にもワタシとしては「講」について学べたのがよかった。
かつて祖母に「昔はみんなでお金を貯めて、ナントカ講で〇〇に行ったのよ~」なんて話を聞いていたものの、当時はチンプンカンプンだった。
それが時を経て、「講」とはどんなものなのか知ることができようとは。
何がどこでどう結びつくかわからないので、昔話は聞いておくものだなぁ、と思った次第。

博物館を出て駐車場に向かっている途中、茂みからがガサガサという音が聞こえたと思ったら、目の前をシカが通過!
さすがにクマやオオカミが出てくるわけがないとは思ったが、ちょっとばかり驚いてしまった。
今夜泊まるお宿でシカやクマをいただこうという男のくせに…。
考えてみると、オオカミにシカ、さらにはクマと、この日は獣と縁がある日だと、ふと思ってしまった。

クマ食べたい! in 埼玉&群馬②「民宿旅館 不二野家」~上野村の猟師さんのお宿~」へつづく

(お出かけ日:2024年4月27日~4月28日)
※敬称略させていただきます。
※施設情報は2024年8月時点のものです。

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