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田谷の洞窟 日本穴場めぐり(神奈川県)

ぶらりお出かけスポット
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予備知識はほぼゼロでも、行ってみると楽しいところはいっぱい!
今回は関東でも有数の観光地のそばにひっそりと佇む穴場をご紹介!

田谷の洞窟
■住所:神奈川県横浜市栄区
 田谷町1501 定泉寺
■営業時間:9:00~16:30
 ※最終受付時間は16:00
■定休日:無休

 ※豪雨や地震災害など、
  参拝者に危険が及ぶと
  判断した場合は閉洞
■拝観料:大人 400円

 中高生 200円
 小学生 100円
 ※小学生は保護者同伴のみ
  受付
■駐車場:あり

■電話:045-851-2392
 (定泉寺)

かつて真言密教の修業場として使われた、素掘りの人工洞窟。正式名称は「田谷山瑜伽洞」で、定泉寺の境内にある。開創は鎌倉時代初期といわれ、拡張は江戸時代まで行われた。約570mに及ぶ内部は三層構造になっており、四国88か所、西国33か所、坂東33か所、秩父34か所の各礼所の本尊、両界曼茶羅諸尊、十八羅漢など数百体などが壁面に刻まれている。

1回目は仕事の関係で、2回目は洞窟好きのKの希望で訪れる。
電車の場合はJR東日本の大船駅か戸塚駅まで行き、そこからバスで向かうことになる。
一応横浜市内だが「田谷の洞窟」の周囲はのどかなので、のんびり散歩しながら目指してもいいかもしれない。
ちなみに最寄り駅から歩く場合、大船駅からだと30分ほど、戸塚駅からだと1時間ほどかかる。

この洞窟は「定泉寺」の境内にあり、「田谷の洞窟」を拝観する際はまずはこちらで受付をすませて蝋燭を受け取る。
意外と奥行きがある境内には厳かな空気が漂っていて、なんとなく身が引き締まる思いがしたのがワタシとしては印象的だった。

洞窟の入り口には燭台があるので、受付でいただいた蝋燭をこれに立てて洞窟の中へ。
蝋燭だとちょっと急いで移動すると火が消えてしまいそうだが、洞窟の中を歩きはじめたらそんな心配は無用! なぜなら、壁面に彫られたレリーフに見入ってしまい、自然と歩みがゆっくりとしたものになるからだ。
レリーフは素朴な美しさがあり、札所の本尊がずらっと並ぶエリアに入ったときには、圧倒されてしまいそうな光景にしばらく無言で眺めてしまった。
洞内は写真撮影が禁止されているため、こちらに写真は掲載できないが、幽玄な雰囲気が漂う洞窟内に刻まれた数多くのレリーフは必見!

洞窟を出てから、ふと振り返ったときのこと。
「田谷の洞窟」を内に秘める小山が目に入った。
どれだけの人々が、どれだけの時間を費やして洞窟内にレリーフを彫ったのか。そして、人々はどんな願いを胸に秘めてここを訪れたのか…。そんなことを考えていると、目の前にある山に自分が抱かれているように感じられた。

すぐ近くに鎌倉があるせいか、ワタシたちが訪れたときは拝観者はあまりいなかった。
ただ、鎌倉まで来たのならば、ワタシとしてはちょっとだけ寄り道して「田谷の洞窟」にぜひ行ってみてほしい。
スルーするにはあまりにもったいないスポットだと思いますので!
大岳鍾乳洞」の帰りに見かけた、あのドイツ人カップルにも教えてあげればよかった!!

(お出かけ日:2022年7月25日)
※施設情報は2024年8月時点のものです。

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