予備知識はほぼゼロ、行動は心の赴くままに!
そんな気まぐれ旅行のときに訪れた観光スポットをご紹介。
今回は武田信玄とゆかりのあるあのお寺のそばにある隠れた名所です!
放光寺
■住所:山梨県甲州市塩山藤木
2438
■拝観時間:9:00~16:30
■拝観料:個人 300円
子ども 100円
団体 200円(20名以上)
抹茶またはコーヒーつき
拝観 600円
■駐車場:あり
■電話:0553-32-3340
源平合戦で功績を立てた安田義定が、元暦元年(1184)に一ノ谷の戦いの戦勝を記念して創立。武田信玄の時代には武田家の祈願所となる。その後、織田信長の侵攻を受けて焼失。現存する建物は天正年間(1573~1592)や慶長年間(1596~1615)、寛文年間(1661~1673)に再建されたものになっており、江戸時代には甲斐国の修験道の中心道場として栄えた。境内には四季おりおりの花が咲くために「花の寺」とも呼ばれて今も親しまれている。
Kとともに「竹中英太郎記念館」~「季節のお宿 ひみね」~「恵林寺」~「三枝農園」という夏の山梨定番コースを回った際に立ち寄ったのがこちらの「放光寺」。場所は国道140号沿い、「恵林寺」のすぐ北側にある。
仁王門をくぐると緑に囲まれた境内が広がっていて、そこには鐘楼や大黒天を祀ったお堂などが点在している。
ワタシたちが訪れたのは夏の真っ盛りだったが、涼しげな木陰がいくつもあった。
また、奥には門が2つ並んでいて、「放光寺」はその奥に本堂や庫裏などがある。
ワタシはこれまでにそこそこの数のお寺を訪れている。ただ、こういう造りのお寺を見たことはない。そのため、本堂手前の門をくぐるときはなぜか緊張してしまった。
奥の門の先には本堂を中心にして右側に庫裏、左側に愛染堂や開基堂などがあり、こちらの庫裏で受付を済ませると本堂を拝観できる。
「放光寺」のご本尊である木造大日如来坐像と、木造愛染明王坐像、木造不動明王立像の3体は平安時代末期の作であり、いずれも国の重要文化財に指定されている。
拝観時、お寺の方が「放光寺」の概要をざっと説明してくれるのがうれしいポイント。
この説明によって「放光寺」の知識がほとんどなかったワタシたちでも十分に楽しめた。
ちなみに愛染堂に祀られた愛染明王坐像は縁結びのご利益があると人気なのだとか。他にも文化財が所蔵された宝物館もあり、見どころ満載だ。
また、お寺の近くには、甲州市の指定文化財である西藤木の水車もあり。
ワタシたちはタイミングが悪くて花を眺められなかったが、季節を合わせれば数多くの文化財とともに「花の寺」を満喫できると思う。
「恵林寺」に行くなら、ぜひ「放光寺」も一緒に! とワタシは強く勧めたい。
(お出かけ日:2024年7月29日)
※一部を除き敬称略させていただきます。
※施設情報は2024年9月時点のものです。